1953-12-04 第18回国会 参議院 通商産業委員会 第3号
○参考人(山本義夫君) お答えいたします。私の調べました範囲におきましては、兵庫県、福島県、山形県、余り具体的にはつきり申上げますとあれですけれども、最近におきましては東京のほうもそういう傾向になりつつあります。その点につきましていろいろお尋ねをした次第でありますが、はつきりした公共団体、或いは政府のほうの保証がないと、どうしても積極的に信用力を補強するという理論的な根拠ばかりでなく現実にやつて行けない
○参考人(山本義夫君) お答えいたします。私の調べました範囲におきましては、兵庫県、福島県、山形県、余り具体的にはつきり申上げますとあれですけれども、最近におきましては東京のほうもそういう傾向になりつつあります。その点につきましていろいろお尋ねをした次第でありますが、はつきりした公共団体、或いは政府のほうの保証がないと、どうしても積極的に信用力を補強するという理論的な根拠ばかりでなく現実にやつて行けない
○参考人(山本義夫君) 只今御指名にあずかりました日本中小企業団体連盟の山本でございます。 先ず中小企業金融等に対する業者側の批判という与えられました題名につきまして、これに関連しまして御説明を申上げながら中小企業金融一般について申述べたいと考える次第であります。中小企業金融公庫に対する業者側の現在最も要望する点は、この簡易迅速化という点であります。簡易迅速化という点は、当参議院におかれまして、昨年
○山本公述人 ただいま御質問がございましたのに対しましてお答えをいたします。御承知のように、設備資金につきましては、中小企業の上の方の階級につきましては、開発銀行の中小事業部、さらにまた相互銀行においても取扱つている次第であります。一般市中銀行においてもある程度考えておられる。あるいはまた商工中金においても設備融資が行われている。国民金融公庫においてもやつておられるのであります。従いまして政府資金をどうしても
○山本公述人 ただいま御紹介にあずかりました日本中小企業団体連盟常任理事金融委員長山本義夫でございます。本日は中小企業の立場から公述の機会を得ましたことを厚く御礼を申し上げる次第でございます。 昨日昭和二十八年度の予算の説明のパンフレツトをいただきまして、きよう公述するよう命令がありましたものですから、いろいろ検討をいたした次第でございますが、御承知のごとく日本経済、特に世界経済は不況の度高まりつつあり
○参考人(山本義夫君) 高金利金融、或いは株主金融の非常な跋扈の問題でございますが、これはひとり中小企業の問題のみではございませんでして、大企業でも、相当高金利の金融業に依存しているということは、極く最近痛切に私どもも知つておるのであります。私どもが調べました範囲におきましても、現在いわゆる某経済会と称する形の金が、今まで大体中小企業の方面に流れておつたのが、最近は大企業のほうに流れておる。そうしてその
○参考人(山本義夫君) 只今、島先生からの商工中金の問題でございますが、先ほど私が一部御説明申上げたと思いますが、商工中金自体の独自の考え方、即ち会計検査院或いは銀行局の監査とか、そう言つたような点から見まして、現在商工中金がやつておられる形は、いわゆる融資した組合から、出資及び三%の歩積みをとる。それからいわゆる極度契約と申した場合は、担保を提供するという形をとつております。これは金融機関の立場から
○参考人(山本義夫君) 只今御紹介にあずかりました日本中小企業団体連盟の理事の山本でございます。委員長さんの御要望によりまして、できるだけ簡便に要望を願い、かたがた実情を併せて申述べたいと存じます。 御案内の通り中小企業の特殊性は、すでに古くから言われている問題でございますが、最近の経済状態の悪化は、非常な状態でございまして、これは殆んど中小企業の皺寄せによつてのみなされておるということも過言ではないと